パーセプション・IMC戦略とは

IMCとは

  • 日本では「IMC=メディアミックス(media mix)」として認知され、複数の広告メディアの組み合わせによって広告効果を高める試みが行われてきましたが、現在では生活者を取り巻く情報環境が複雑化し、広告枠だけの検討では不十分となっています。
  • IMC(統合型マーケティング)は単なる広告のメディアミックスではなく、広告の枠に囚われない、生活者が取り巻くあらゆる関係者・影響者、商品・サービス、ブランドなどの接点を理解した上での体験設計を行い、ターゲットの購買行動を促すマーケティングのことを指し、手法に捕らわれない事業会社が取り組むべきマーケティング活動本来の姿と言えます。
発行所 ダイヤモンド社
著者 ドン・シュルツ ハイジ・シュルツ

引用: Amazon


パーセプション戦略とは

  • パーセプション戦略は、ターゲット生活者を定め、その生活者がどのように態度変容すると購買へと導くことができるかを彼らの目線(カスタマーセントリック)で明らかにし、パーセプション(購買に至るまでの認識・態度)ベースのコンテクストをマーケティング戦略立案の出発点にする戦略です。
  • ビジネスにおいて狙ったターゲットを動かすシナリオと言える、パーセプションを明らかにすることで、机上の空論で終わらない成功確度の高いマーケティング戦略、更には事業戦略を組み立てることも可能となります。
発行所 宣伝会議
著者 藤田 康人 三宅 隆之

パーセプションの組み立て方

  • 多くの企業は生活者ニーズに沿った商品/サービスを提供しており、“生活者”が欲しがってくれる筈”とのプロダクトアウト思考でシナリオを設計しがちです。
  • パーセプション戦略は、生活者の目線で(カスタマーセントリック)生活者が“なぜその商品・サービスを選ぶのか”の理解をベースに、彼らがが解決したい課題理解から購買へと変化する態度まで、生活者へのインタビュー調査などを通して科学的に設計し、パーセプションMAPに可視化し整理します。