政治について評論するような立場にはないのですが、それでも一市民として、昨日の内閣不信任案の顛末については
「絶句」、まさに呆れて言葉も出ないと思いました。
この類の話は、昨夜からTVや新聞に溢れているので、それをここで繰り返すつもりはありません。
むしろ、不謹慎ですが、今回の劇(主演:菅総理、助演:小沢一郎)は、リーダーのコミュニケーションを考える上での要点を教えてくれています。
題して、「何が彼をそうさせたのか」、
菅内閣不信任案で考えるコミュニケーションのイニシアティブ(主導権)とリーダーシップ(指導性)。
コミュニケーションによって人を動かすときに考えなくてはいけないポイントとして、イニシアティブ(主導権)をどう握るかということと、リーダーシップ(指導性)をどう発揮するかということがあります。この2つは、一見似ているのですが、実は随分性質の異なるものだということが今回の劇では浮き彫りになりました。
イニシアティブが問題になるのは、1対1のコミュニケーションで、お互いの関係が対等な状態のお話ですね。売り手と買い手の1対1の値段交渉、夫婦や男女の恋愛では「主導権」をどちらが握るかが非常に重要ですね。
一方で、1対多、多対多ならリーダーシップが焦点になります。つまり、企業の中での経営者、家族の中で父親や母親が「リーダーシップ」を発揮するかということになります。そこで、問題なのは、リーダーとしての自覚と負託というやつです。信頼されて任されているという自信があるからこそ、リーダーシップを発揮できるということです。リーダーシップをしっかりと発揮することで、フォロワーはリーダーについていくわけです。
今回、主演の菅総理は、見事に"イニシアティブ(主導権)争い"を演じました。
1対1の闘いそのものですね。そこに指導性は全く感じられなかった。経験したことのない大災害、世間での批判の高まりの中で、主導権を死守するしかなかったわけです。
僕らの落胆は、経営者間の足の引っ張り合いを見た社員の気持ち、夫婦喧嘩を見せつけられたら見た子どもの気持ちに近いものなのかもしれませんね。
経営者の端くれとして、イニシアティブに固執するなかれと肝に銘じたわけです。
さて、一方でいつも不思議に思っているのは助演の小沢一郎という人物のリーダーシップについてです。明らかに大向うからはブーイングを受けているにもかかわらず、それでも彼をリーダーとして集まる国会議員が70名も80名もいるということです。
彼は、料亭でもカラオケ店でも、その部下の前で、一体どんな指導性を発揮しているのでしょうか。小沢氏のコミュニケーションは基本、クローズドです。今回もその密室政治が、彼の悪役イメージをますます醸成しているでしょう。ただし、政治グループのリーダーとしては、小沢氏の指導性に軍配が上がったということでしょうか。
もし、菅総理が「主導権」を捨てて、国会議員に対してではなく、国民に向けて「指導性」をアピールするシナリオを選択していれば、結末は大きく変わっていたと思うのですが...。
「絶句」、まさに呆れて言葉も出ないと思いました。
この類の話は、昨夜からTVや新聞に溢れているので、それをここで繰り返すつもりはありません。
むしろ、不謹慎ですが、今回の劇(主演:菅総理、助演:小沢一郎)は、リーダーのコミュニケーションを考える上での要点を教えてくれています。
題して、「何が彼をそうさせたのか」、
菅内閣不信任案で考えるコミュニケーションのイニシアティブ(主導権)とリーダーシップ(指導性)。
コミュニケーションによって人を動かすときに考えなくてはいけないポイントとして、イニシアティブ(主導権)をどう握るかということと、リーダーシップ(指導性)をどう発揮するかということがあります。この2つは、一見似ているのですが、実は随分性質の異なるものだということが今回の劇では浮き彫りになりました。
イニシアティブが問題になるのは、1対1のコミュニケーションで、お互いの関係が対等な状態のお話ですね。売り手と買い手の1対1の値段交渉、夫婦や男女の恋愛では「主導権」をどちらが握るかが非常に重要ですね。
一方で、1対多、多対多ならリーダーシップが焦点になります。つまり、企業の中での経営者、家族の中で父親や母親が「リーダーシップ」を発揮するかということになります。そこで、問題なのは、リーダーとしての自覚と負託というやつです。信頼されて任されているという自信があるからこそ、リーダーシップを発揮できるということです。リーダーシップをしっかりと発揮することで、フォロワーはリーダーについていくわけです。
今回、主演の菅総理は、見事に"イニシアティブ(主導権)争い"を演じました。
1対1の闘いそのものですね。そこに指導性は全く感じられなかった。経験したことのない大災害、世間での批判の高まりの中で、主導権を死守するしかなかったわけです。
僕らの落胆は、経営者間の足の引っ張り合いを見た社員の気持ち、夫婦喧嘩を見せつけられたら見た子どもの気持ちに近いものなのかもしれませんね。
経営者の端くれとして、イニシアティブに固執するなかれと肝に銘じたわけです。
さて、一方でいつも不思議に思っているのは助演の小沢一郎という人物のリーダーシップについてです。明らかに大向うからはブーイングを受けているにもかかわらず、それでも彼をリーダーとして集まる国会議員が70名も80名もいるということです。
彼は、料亭でもカラオケ店でも、その部下の前で、一体どんな指導性を発揮しているのでしょうか。小沢氏のコミュニケーションは基本、クローズドです。今回もその密室政治が、彼の悪役イメージをますます醸成しているでしょう。ただし、政治グループのリーダーとしては、小沢氏の指導性に軍配が上がったということでしょうか。
もし、菅総理が「主導権」を捨てて、国会議員に対してではなく、国民に向けて「指導性」をアピールするシナリオを選択していれば、結末は大きく変わっていたと思うのですが...。






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