徹底した交通事故の原因究明を!

18日起こった惨劇。
栃木県鹿沼市の国道で登校中の小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した事故のニュースを知り言葉を失った。
同じ年頃の子供を持つ身としては、6人の子どもたちとその家族の無念を想う。
ただ、ただ「悔しい」の一言に尽きるだろう。
報道によれば、運転手柴田将人容疑者は3年前にも登校中の男児をはねて骨折させ、
住宅に突っ込む同様の事故を起こしていた。
柴田容疑者はこの事故で有罪判決を受け、執行猶予期間中だったという。
事故の目撃者の証言を聞くと、運転席での柴田容疑者の様子はとても"居眠り"というレベルではなかったと印象を受けたらしい。ぐったりとハンドルを抱え込むように、突っ伏していたという。

さらに、続報では、柴田容疑者は突然意識を失うなどの発作が起きる持病があり、今も病院に通って薬を処方されているともあった。 3年前の時点で「なぜもっと厳しい原因究明を行わなかったのか」とやりきれない気持ちになる。交通事故のニュースでは「運転操作の誤り」「スピードの出し過ぎ」「居眠り運転」等の常套句で事故原因が語られる。柴田容疑者の場合も3年前の事故原因を「仕事の疲れからの居眠り運転」で済まされていたようである。今回の事故原因が、てんかんの発作なのかどうかは定かではない。
しかしながら、その原因究明は徹底して行われるべきだし、過去の類似する事故を検証して、このような事故の再発防止に役立てなくてはいけない。

2006年の福岡の海の中道大橋で起きた飲酒運転事故は記憶に新しい。
あの悲惨な事故の教訓は、同乗者を含めたより広範囲での飲酒運転の撲滅運動につながったと言える。
そもそも日本の交通事故の原因究明の視点は、刑事裁判を睨んだ過失割合の特定に重点が置かれている。
しかし、原因究明の視点のもう一つの大きな目的は、再発防止である。
今回の事故からも少なくとも事故防止につながる何かを見つけ出す必要がある。

このアジェンダをゼロクラッシュ(交通事故ゼロ実現を目指すモータージャーナリストと大学の先生方の会)のメンバーの皆さんと討議したいと思います。

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プロフィール

名前:山田 まさる
株式会社インテグレート取締役COO
早稲田大学第一文学部卒。
PRプロフェッショナル。
2007年、藤田康人とともにインテグレートを設立、取締役COOに就任。05年に「ファイバー・デトックス」キャンペーンで日本PRアワードグランプリキャンペーン部門賞を受賞。08年に「魚鱗癬」啓発活動で同・日常広報部門最優秀賞受賞。

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