2011年4月アーカイブ

18日起こった惨劇。
栃木県鹿沼市の国道で登校中の小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した事故のニュースを知り言葉を失った。
同じ年頃の子供を持つ身としては、6人の子どもたちとその家族の無念を想う。
ただ、ただ「悔しい」の一言に尽きるだろう。
報道によれば、運転手柴田将人容疑者は3年前にも登校中の男児をはねて骨折させ、
住宅に突っ込む同様の事故を起こしていた。
柴田容疑者はこの事故で有罪判決を受け、執行猶予期間中だったという。
事故の目撃者の証言を聞くと、運転席での柴田容疑者の様子はとても"居眠り"というレベルではなかったと印象を受けたらしい。ぐったりとハンドルを抱え込むように、突っ伏していたという。

さらに、続報では、柴田容疑者は突然意識を失うなどの発作が起きる持病があり、今も病院に通って薬を処方されているともあった。 3年前の時点で「なぜもっと厳しい原因究明を行わなかったのか」とやりきれない気持ちになる。交通事故のニュースでは「運転操作の誤り」「スピードの出し過ぎ」「居眠り運転」等の常套句で事故原因が語られる。柴田容疑者の場合も3年前の事故原因を「仕事の疲れからの居眠り運転」で済まされていたようである。今回の事故原因が、てんかんの発作なのかどうかは定かではない。
しかしながら、その原因究明は徹底して行われるべきだし、過去の類似する事故を検証して、このような事故の再発防止に役立てなくてはいけない。

2006年の福岡の海の中道大橋で起きた飲酒運転事故は記憶に新しい。
あの悲惨な事故の教訓は、同乗者を含めたより広範囲での飲酒運転の撲滅運動につながったと言える。
そもそも日本の交通事故の原因究明の視点は、刑事裁判を睨んだ過失割合の特定に重点が置かれている。
しかし、原因究明の視点のもう一つの大きな目的は、再発防止である。
今回の事故からも少なくとも事故防止につながる何かを見つけ出す必要がある。

このアジェンダをゼロクラッシュ(交通事故ゼロ実現を目指すモータージャーナリストと大学の先生方の会)のメンバーの皆さんと討議したいと思います。

先週、弊社代表の藤田がダイヤモンドオンラインでの連載『消費者のココロのスイッチを押す仕掛け』で書いた
「過剰な自粛は正しいのか?マーケティングのプロが被災地復興のためにできること」への反響は大きかった。
それだけ、同じような疑問や危惧を抱いている人たちが多いということでしょう
http://diamond.jp/articles/-/11656
さて、今週は例年ならいよいよお花見シーズン真っ盛りというところでしょうが、
ここでもまた自粛ムードからの「キャンセル」が続出しているそうです。週末のニュースでも、屋形船を出す船宿のおかみさんが"大打撃"であると嘆いていました。 そんな中で、支援と復興について考えてみました。
震災の被害をどう考えるかという点で情報を整理してみると、以下の6つの要点にまとめることができます。

① 直接の被災(人的被害による損出、家屋、建築物の倒壊等による損出)
② 東京電力の原発事故 電力不足、停電で経済的損出
③ 原材料の不足、企業の生産と物流へのダメージ
④ 様々なイベントの中止、延期等 経済的損出
⑤ 消費マインドの低下、買い控え 停滞・低調に。
⑥ 観光(日本の集客力)の低下 日本株の低下(円安、円高)

経済の専門家によれば、ストックつまり資産となるような動産や不動産への直接的なダメージに起因する損出を「直接被害」(①~③)と捉え、そこから派生するイベントは広告などの中止や消費マインドの低下をフローへの打撃と考えて「間接的な損出」(④~⑥)と考えるようです。
この状況下で僕ら(被災地にいない人)が取りうる「支援」「復興」のための行動について考えてみます。

(1) 直接的な支援、支援金義援金、物資の提供、知恵と労働の提供
(2) 節電への協力
(3) 不足している燃料等の節約
(4) 以上以外は、できるだけ普段通りに生活する

つまり、買占め、買い控えもしない。できるだけ積極的に行動する。 経済を沈滞させないことが大切。
最後に、
(5)ゆったりと構えて、人の言動に「寛容」であることを心掛ける。

行動原理としては、直接支援への参加/節電以外は、できる限り普段通りに生活する/「冷静」「寛容」を心掛ける、ではないでしょうか。もっとも警戒したいのは暗黙の「自粛」の強要、ネットなどで「不謹慎」を理由にした他人への攻撃だと思います。
そこで、僕は今日の時点で以下のことを提言します!

まず東京の皆さんへ
できうる限り、直接支援(お金や知恵や労働を提供する)に参加しましょう。僕と僕の家族は義援金、物資の提供は行いました。すでに、実施した人も多いと思います。現地に入った人、これからも入る人がいるでしょう。
僕も機会があれば、然るべきタイミングでお手伝いしたいと思っています。
あとは間接支援、復興のために、普段通りに生活しましょう。
余震のリスクへの判断、交通システムの回復状況に十分に留意しながら、できるだけ前向きに明るく行きましょう。外食を楽しみ、お酒を飲みに行きましょう。会食や接待も積極的にやりましょう。

名古屋、関西、四国、九州、西日本の皆さんへ
やはりできうる限り、直接支援(お金や知恵や労働を提供する)に参加しましょう。それ以上に日本経済を沈滞させないためにも「自粛」ムードを払拭してください。イベントを中止にする必要はないです。特に、電力供給エリアに抵触しない地域では、予定通りにお祭りやイベントを派手に行ってください。
大阪出身の僕は、いまこそ大阪の出番だと思っています。タブーをつくらない、破天荒な大阪のお笑いマインドこそが、今の日本には必要です。

日本列島を桜前線が北上中です。
皆さん、是非、花見をしましょう。
西日本の皆さんはいつも以上に、日本を盛り上げるつもりで、勢いつけてやってください。東京では、夜桜見物(電力)には制限がつくかもしれませんが、この季節にだけ現れる日本が誇る美しさを楽しみましょう。花見を"できる"幸せを噛みしめましょう。
今週、僕は東北の地酒をいくつか買い込んで、福島の野菜を肴に、社員といっしょに「夕暮れの桜」をしみじみと楽しもうと思っています。

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プロフィール

名前:山田 まさる
株式会社インテグレート取締役COO
早稲田大学第一文学部卒。
PRプロフェッショナル。
2007年、藤田康人とともにインテグレートを設立、取締役COOに就任。05年に「ファイバー・デトックス」キャンペーンで日本PRアワードグランプリキャンペーン部門賞を受賞。08年に「魚鱗癬」啓発活動で同・日常広報部門最優秀賞受賞。

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