Event Report イベントレポート

イベントレポート 2010.12.01

ad:tech Tokyo 2010 レポート

CEO藤田、COO山田とデジタルソリューション部のメンバーを中心とした数名で参加した、ad:tech Tokyo 2010(アドテックトウキョウ2010)について弊社視点でレポートいたします。

石川 大

株式会社インテグレート
デジタルソリューション部 部長

石川 大

ad:tech Tokyo 2010 レポート
2010.12.01

CEO藤田、COO山田とデジタルソリューション部のメンバーを中心とした数名で参加した、ad:tech Tokyo 2010(アドテックトウキョウ2010)について弊社視点でレポートいたします。

<ad:techとは?>

今年のad:techは、10月28日(木)、29日(金)ザ・プリンスパークタワー東京の会場で2日間に渡り行われました。
2日間で1万559人(発表数値)という過去最高の動員を記録しました。

AD(広告)とtech(テクノロジー)の融合をテーマにしたこのイベントは、日本の広告に携わる方々を中心に「ソーシャル」のトレンドが大きく台頭した2010年の同行が気になる業界を中心に広告代理店などその関係者が参加しました。

<今回の特徴>

今回のセッションはキーノートプレゼンテーションが5つ、各セッションが36と、かなり多くのセッションが開催されました。

その中でも、mixi、Twitter、facebookとビジネスにおけるソーシャルメディアの活用が大きくテーマで語られた内容だったと思います。
2010年はtwitterの急激な伸びととともに、日本におけるFacebookの本格的始動と、話題にことかかない年になりました。

これらの活用をクライアント、代理店、web関係者、一般ユーザーと各思惑が交差する中のセッションが多かったです。
いわゆる、世界のソーシャルを活用したビジネスモデルや日本の事例紹介から長期的なソーシャルメディアの活用といった内容が目立ちました。

また既存のメディア(新聞、雑誌など)とwebメディアとの壁がなくなってきていると感じました。
世間で言われる、既存メディアの減少やwebビジネスの伸びの鈍化など業界が伸び悩むなかで、トリプルメディアの話も大きく関心を集めていました。

トリプルメディアとは、
(1)企業が広告費を支払って広告を掲載する従来型の“ペイドメディア(買うメディア)”
(2)自社サイトやブランドサイトなど企業が直接所有する“オウンドメディア(所有するメディア)”
(3)SNSやブログ、Twitterなど、信用や評判を得る“アーンドメディア(得るメディア)”
のことを指します。

このトリプルメディアをどう、活用するかも大きなテーマのひとつとなりました。

トリプルメディアをどう使うかは、その全体戦略に大きく関わります。
そのなかで課題となったのが、IMC(統合型マーケティング)戦略との組み合わせ方です。
各種の意見が出てくる中で大きく議論されたテーマとなりました。

<課題>

上記のトリプルメディアの活用によるマーケティングのプランニングの人的リソースが大きく課題となるという話がありました。
世界のトレンドを見ても、日本でもCMO(Chif Markething officer)というポジションが必要だという認識が高まっているように感じました。
日本の企業でも導入を検討している企業はあるのですが、日本のビジネスモデル(組織体系)では、なかなか実現できないということも課題となりました。
やはり企業サイドでの課題解決が必要なのではないでしょうか?

<総括>

ad:techはまだ日本では2回目で、今後も参加するメンバーは伸びて行くと思います。
一方で、まだまだ代理店サイドの参加者が多いと感じ、今後クライアントサイドからの参加も多く望みたいと感じました。

また、一部からは、twitterは終わったとか、いまはFacebookだという話がありました。たしかに2010年はソーシャルメディアの台頭だと言われていますが、ソーシャルメディアの発展もtwitterの伸びも実はこれからなのではないでしょうか?
下記の図からもわかるように、実際にtwitterユーザーはまだ増え続けています。

(図1‐日本におけるmixi、Twitter、facebookの利用者数推移)
図1‐日本におけるmixi、Twitter、facebookの利用者数推移

また、匿名SNSが優勢なガラパゴス日本で、実名登録であるFacebookがどう普及するかということも大きな論点となっていましたが、個人的にはこれから伸びていく可能性を強く感じました。
mixiとは、また違った本当のソーシャルな時代は、これからだと思います。

最後にiPhoneが革命をもたらしたように、デバイスにおけるメディアの変化も大きく影響します。
iPadの登場、アンドロイド携帯の登場で、ガラケーと言われる日本の携帯電話は大きく変わります。
その中で、そこにタイミング良く適応した企業がこれからの時代を作るのだと実感しました。